【苔テラリウムの管理】基本的な水やりや換気、カビの対処方法など

苔[コケ]

苔テラリウムを自分で作成した場合も、買ってきた場合も、当然ですが苔の手入れは必要になります。

他の植物に比べると、苔はほとんど手がかかりませんが、だからといって何ヶ月ものあいだ放置していると、苔が弱ったり伸びすぎたりして見た目が悪くなってきます。

例えば、枯れた苔が多くなってきて茶色い部分が目立ってきたり、中に飾っていたミニチュアが苔に埋もれてジャングルのようになったりもします。

そこで、苔テラリウムに張った苔の管理は、どのくらいの頻度で、何をすれば良いのかについてお伝えしていこうと思います。

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苔テラリウムの日常的な手入れ

水やりと換気

テラリウム内に生き物を入れずに、苔のみを入れている場合は手間がほとんどかかりません。むしろ、苔にダメージを与えないように、あまりいじらないほうが良いくらいです。

ただし、苔が乾いたら霧吹きは必要です。密閉した容器の中では湿度が保たれるため、頻度は2~3週間に一度くらいで良いですが、忘れないようにしましょう。

また、水やりの後、容器の内壁についた水滴はペーパーとピンセットで拭き取るようにすると、水垢対策になるため、容器もキレイな状態を長く保つことができます。

換気はあまり必要ではありません。1ヶ月以上閉めたままでも生きられる苔はたくさんありますので、水やりの後に軽く息を吹きかけ、5分ほど蓋を開けておく程度で良いでしょう。

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水やりの頻度は苔の種類や容器の形状によっても大きく異なるようですが、は全体がしっとりと湿った状態、はカピカピにならないように保つようにしましょう。

胞子体の管理

胞子体とは、苔が胞子を飛ばすために出てくる、葉や茎とは異なるものです。苔の上端から数センチ上まで伸びる胞子体の先端には、胞子が入った蒴[サク]と呼ばれる実のようなものができます。

蒴は見た目が非常に綺麗なものもあるため、そのまましばらくは鑑賞してみるのも良いでしょう。

しかし、ずっとそのままにしておくと蒴は枯れたように茶色くなり、見た目が悪くなります。そして茶色くなると、蒴の周りにカビが生えやすいので、見頃を終えた胞子体は早めに切って取り除くようにしましょう。

胞子体が出てくる時期は苔によって異なりますが、たいてい春か秋にでてきますので、時期が近づいてきたら気にかけておくようにしましょう。

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タマゴケの蒴は玉のように丸くて可愛いので、ギリギリまで鑑賞していたくなりますね。

苔テラリウムの数ヶ月後の手入れ

伸びすぎた苔のトリミング

苔も植物ですので、生長すると大きくなってきます。特に苔テラリウムに入れた苔は、上に伸びやすい傾向があるため、小さなフィギュアや石は隠れてしまうことが多いです。

そうした場合は、苔の茎を適度な長さまで短くしましょう。どのくらいの長さで切るか悩むかもしれませんが、長さはあまり気にしなくても良いです。

茎の半分辺りでカットしても良いですし、太い茎は切り口が目立たないように根本のあたりで切り、脇芽(横から出てくる芽)を促しても良いでしょう。

切り離した苔は、茶色くなっていなければ土に挿しておくとまた生長します。特に植物は「頂芽優勢[ちょうがゆうせい]」といって、上の方の部分は生長しやすい特性がありますので、その部分を挿すと定着もしやすいようです。

手入れをする時期や季節は、植物によって決まっているものもありますが、苔は特に決まっていないため、いつ手入れをしても大丈夫です。苔の生長の早さは、苔テラリウムを置く場所や苔の種類によっても変わってきますので、見栄えが悪くなったと感じたときに行うのが良いでしょう。

茶色くなった苔の処理

苔をカットする際は、茶色くなっている部分も一緒に切って取り除いておくと良いでしょう。茶色くなった部分見た目が悪いだけでなく、カビの原因にもなってしまいます。

苔の下の部分(仮根に近い葉や茎)だけが茶色い場合は、茶色と緑色の境界で切って、緑の部分を挿し直し、茶色い部分は根本から切って取り除くようにしましょう。

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部屋に飾るなら見栄えも大事ですよね!しっかりと手入れをして、良い状態を保つようにしましょう。

手入れを怠った苔テラリウムの対処法

苔テラリウムは手がかからないというメリットがありますが、それ故に、手入れを忘れて放置してしまう方も多いようです。

数ヶ月のあいだ放置された苔テラリウムは、水がなくなってカラカラになっていたり、苔のほとんどが茶色くなっていたり、カビが蔓延していたり、流木からキノコが生えていたりもします。

そのような状態では、苔も生きてはいないだろうと思われるかもしれませんが、苔に緑色の部分が残っていれば、復活の可能性はありますので、諦めずに苔を救い出してみましょう。

苔についたカビの処理

軽くカビが生えている程度であれば、その部分だけを綿棒で絡めとります。とりづらいときにはその部分をカットして取り除きましょう。最後に園芸用の殺菌剤を薄めに作り、散布すれば再発を抑えることができます。

ただし、広範囲にカビが広がっている場合には、そうはいきません。簡単な処理だけでは、すぐにまたカビが再発してしまいますので、一度、中身すべて(苔、土、装飾品など)を取り出す必要があります。

取り出したら、容器は無水エタノールで拭きあげるか、熱湯をかけて殺菌しましょう。(やけど、容器の割れに注意してください。)

苔には薄めの園芸用殺菌剤を使用し、茶色い部分は切り離してください。装飾品は水洗いしたあと、直射日光で乾かすようにします。

土は新しいものを使用し、もう一度、キレイな状態で苔テラリウムを再構築し、終わったら霧吹きで十分に湿らせるようにしてください。

ちなみに、密閉型の容器で装飾品に流木を使っていると、カビが発生しやすくなります。カビの再発率も高くなりますので、再構築の際は装飾品も見直してみると良いかもしれません。

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苔テラリウムは手間がかからないはずなのに、カビが蔓延すると一気に面倒くさくなります!予防や早期発見が大事ですね。

容器についた水垢の処理

容器に水垢がこびりついている場合には、水洗いだけでは取れませんので、シンクの水垢掃除に使うようなクエン酸を水に溶かして使うと汚れが落ちやすくなります。

その際は、中身すべてを取り出すほうが無難ですが、難しい場合は布などにクエン酸水を垂らし、ピンセットで内壁を拭くようにすると良いでしょう。

ただし、クエン酸水が苔につくと弱ってしまう可能性があるため、中身を取り出さずに作業をする場合は注意して行ってください。

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水やりの回数が2~3週間に1回で良いような場合は、水滴は毎回拭き取っておいたほうがラクかもしれませんね。複雑な形の容器だとそれも難しいかもしれないですけどね。

まとめ

苔テラリウムは手間のかからないインテリアグリーンですが、わずかな手間も惜しんで手入れを怠ってしまうと、あとあと面倒な作業が待っています。

普段は数週間に一度の水やりだけで良いですので、忘れずに行うようにしましょう。

また、苔が育つ環境ではカビも発生しやすいですので、ときどき鑑賞も兼ねて、苔や周りの環境をじっくり見ておくと良いでしょう。早めの対策がとれるので被害も最小限に抑えることができます。

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